プラモデルでは市販されていない多様な車種が揃う
1/43ミニチュアモデルカーは完成品で量産されているものから、ホワイトメタルやレジンで出来た組み立てキット、さらにはプロモデラーがキットを元に手作りした完成品まで様々な商品が販売されています。
約85mmの中に凝縮された精密さは目を見張るものです。以前、TAMEOのホワイトメタルキットを制作したこともあり、1/43のミニカーは常に気になっていましたが、ミニチャンプスのミニカーを数台手に入れたことで、再びホワイトメタルのキットを制作してみようと思うようになりました。
ホワイトメタルはプラモデルに比べると難易度は高いと言われますが、一番の問題はハンダだと思います。全てをハンダ付けとはいかないと思いますが、ハンダとエポキシ系の接着剤を組み合わせて作成してみようと思います。
EIDOLON(アイドロン)
マクラーレンMP4/7
HONDAのF1参戦第二期の最後のマシンで、V12エンジンを搭載。ニール・オートレイとアンリ・デュランによって設計されましたが、エンジンやギアボックスのトラブルが多くリタイヤも多いマシンでした。マクラーレンは翌年、フォードV8エンジンを搭載しました。
Spark model宮沢模型限定
ティレル 022 ヤマハ 1994年 ドイツGP
スパークのミニカーはミニチャンプスに比べてもかなり精緻な作りで好感の持てるものです。
YAMAHAのV10エンジンを搭載したオーソドックスなデザインのマシンで、第5戦のスペインGPで、マーク・フブランデルが3位表彰台を果たし、ヤマハエンジンにとってF1参戦5年目で初の表彰台となった。
Paul’s Model Art社製ミニチャンプス
ジョーダンフォード191
ジョーダン・グランプリが初参戦した1991年のマシン。ゲイリーアンダーソンがデザイン。軽量コンパクトなフォードV8エンジンとの相性も良く。初参戦としては、かなりの戦績を収めた。
このマシンでミハエル・シューマッハがシートを獲得しF1デビューを飾った。
スタイリッシュなデザインと鮮やかなカラーリングでF1マシンの中でも美しいマシンの一つとして記憶されている。
商品自体は量産品のたね、サスペンションアームが太く、ウイングの翼端板も厚みがあり、ボディ表面の光沢感も最良とは言い難いものですが、趣味で色んな種類を集めたい人には価格も手ごろでそれなりの品質の商品です。
ジョーダンヤマハ192
前年大活躍した192のフォードV8エンジンからヤマハV12エンジンにスイッチしたマシンです。デザインは191に続きゲイリー・アンダーソンです。
マシンデザインは前年の191からさらに柔らかい曲線を多用して、流れるような美しいデザインのマシンで、個人的には一番好きなマシンです。
コンパクトで軽量なフォードV8エンジンから重く発熱量も大きいヤマハV8エンジンにスイッチしたことで、マシンバランスは大きく崩れ、さらに発熱に対応し切れずにマシントラブルが頻発して、リタイヤの多いマシンです。
マシンのメインカラーのブルーはもっと薄く明るいブルーだと思います。このブルーは193や194で採用されたブルーに近いと思います。
ティレルヤマハ022
ヤマハのV10エンジンを搭載して、ハーベイ・ポスルスウェイトがデザインしたマシンです。片山右京がドライブしたマシンです。前作の020が020Cまで3年間もほぼ同じボディーを使いまわしていたので、片山右京は「初めて本物のレーシングカーをドライブした」と述べたと言われいいます。
オーソドックスな作りのマシンで、安定した成績を残したマシンですが、片山右京はポイント圏内を走行中に度々スピンしてリタイヤしていた印象が強いマシンです。YAMAHAとしても参戦5年目で初表彰台を獲得してマシンでもあります。
ザウバーC12
スポーツカー選手権で競合チームだったザウバーがF1参戦を果たした初年度のマシンです。ハーベイ・ポスルスウェイトとレオ・レスの手によって設計されました。
イルモアV10を搭載し、地味なカラーリングですが、マシンそのものは美しいデザインのF1マシンです。
速さもありましたが、エンジンの信頼性が低くリタイヤも多いマシンでした。
TAMEOのキットも発売されているので、作成したいと思っています。
ブラバムBT60B
名門ブラバムとして最後に参戦したマシンです。ディレルとカラーリングが近いとの指摘で、このカラーリングになりました。
ジャッドV10を搭載したマシンは資金難から、ほとんどテストも出来ず、全く熟成が進まず、散々なシーズンになりました。